昨日は社外の監査員による品質システム監査がありました。
年に1度監査を受け続けることが、保有する品質認証システムを保証するのに必須であるためです。
ご存じな方もいるかもしれませんが、監査規定で同じ人が3年以上監査しない、
と定められているため、今年が新しい監査員での初監査でした。
同じ人が3年以上監査しない、というのは監査視点の偏り、
(ないと思いますが)癒着などを防止するためだと思います。
さて、監査そのものは確かに違いました。
ベースの質問事項は大きく変わらないのですが、
こだわって確認する点というのがこれまでの外部監査員と全く違うのです。
規則が一つでも人によってこれだけ違うのかとあっけにとられました.....。
航空機の品質システムは製造業の中でもトップクラスの厳しさを誇っていますが、
その保持に一役買っている監査員は比較的多様性に富んでいる、というのが
サンプル数少ないながらも私の印象です。
所詮、ルールつくっても人によって解釈が違う、こだわるところが違う、ということですね。
ちなみに、今年から監査員になった方は元材料技術者。
私の行っている業務と近い分野での経験者です。
「これって、監査に関係あるの?」という細かい点まで聞かれました。
中には監査対象外のものまで。
とはいえ、しがらみも何もない第三者機関に定期的に監査してもらう、
というのは社内システムが形骸化しないためにも重要でしょうね。
この辺の考え方(定期的な第三者監査、監査員は期限付き)は、
ほかの産業にも参考になる点があるのではと日々感じています。
自分流の品質システム構築にも参考になっています。
と、前向きにとらえるようにしています.....。
正直研究をやりたい私にとってはあまり好きな仕事ではありません.....。