最近、仲のいい友人とお酒を飲むことがありました。
彼は、サラリーマン(編集者の営業)を経て、実家の農家を継いだ人です。
30過ぎの人ですね。私とは同年代です。
色々話したのですが強く同意できるところがいくつもあったので、
ここに書き留めることにしました。
ある日、Aさん(とここでは呼ばせてもらいます。上述した私の友人です。)の友人のBさんが遠方からの大企業の仕事を受けました。仕事は数千円程度のものでした。Bさんは自営業です。
Bさんは、「こんな数千円の仕事のために、わざわざ遠方まで行って面倒だった。」
と言っていたそうです。
客観的に見ればその通りでしょう。
移動時間、燃料代、高速代など、諸経費が発生したに違いありません。
この話を聞いて、Aさんは
「もったいない。大きな企業から仕事が来たことがどのくらい価値があって、将来の可能性を秘めているのかわかっていない。目先の報酬だけを見てはいけないんだ。」
と感じたそうです。
私も話を聞きながら強くそう思っていました。
今目の前にある一つ一つは小さいことでも、その一つ一つに手を抜かず、地道に積み上げてこそ、大きなことができる。
これは私の信念です。
全く同じことをAさんは私に例を用いて意見を述べたわけです。
最近このブログでも手を抜いた人の話を書きました。
同じことですよね。
とはいえ、忘れてはいけないこともあります。
自分を苦痛にさせることから”逃げる”ということです。
一見矛盾かもしれませんが、ある程度取捨選択をしないと、
手を抜かずに積み上げるということは難しいというのが実感です。
時間は有限ですから....。
自分はこれで飯を食っていくんだ、ということについては絶対に手を抜かない。
しかし、それに対して障害となるものについては、他の人とうまく協力するなりして”逃げる”ことが合わせて重要と感じるのが最近です。
そういう意味では上述のBさんも取捨選択をしたのかもしれないですね。
もしそうなら理由をお金だけでなく、別の観点「自分の軸としている業務と相違がある」などを言ってくれるとAさんも納得したかもしれないと考えます。
手は抜かない一方で、取捨選択もする。
なかなか高度ですね.....。