サラリーマン川柳

 

サラリーマン川柳の候補が発表されましたね。

 


私これが結構好きで、毎年楽しみにしています。

 

 

 

身の回りのことを面白おかしく読んでいるあたりが最高ですね。

 

 


今年の川柳はやはり昨年の流行語に関するものも多かったです。

 

 

 

そのなかでも多かったのが「倍返し」系のものですね!

 

 

以下は今年掲載されているものの一例。

 

 

「オレの部下 半沢みたいな 奴ばかり」(日本生命HPから引用)

 


なるほど!これは上司としてはいたたまれないですね?

 

 

ところが、半沢直樹に関する一般的な評判を見ていると少し違和感があります。

 

 


言い方は異なりますが、


「上司に仕返しをする」


という所が最終目的になっているような感想が多いという点です。

 

 

 

恐らくドラマ中のクライマックスでは、主人公の半沢が上司を追い詰めて仕返しをするという場面が多くなっているためでしょう。

 

 

 

ただし、忘れてはいけないのは、

 

 

「正義は半沢にあって、上司は自らの失敗や失態を半沢になすりつけようとしている。だから、何が正しいのかを証拠を持ったうえで客観的に抗議を述べている。」

 

 

という所です。

 

 

 

半沢は言われたことをきちんとやっているにもかかわらず、そこで起こった問題などをすべて押し付けられていく、という所が発端となっているのです。

 

 

 

つまり、半沢は好んで上司に喧嘩を売っているわけではありません。

 

 


あくまで、自分の正当性、上司の不当性を訴えるという所が主眼です。

 


この自分の正当性と上司の不当性をきちんと調べて”客観的な証拠”を準備している、
という所こそが私にとってはとても感銘を受けたところでした。

 

 


これは、実際の仕事でもとても大切なことですよね。

 

 


上からの指示だけで、上の好むような答えだけを出せと言われることが多い世の中で、

 


「客観的に見て何が正しいか」を突き詰めるその姿は素敵でした。

 

 

仕返しというよりも、「客観的に見て何が正しいのか」を突き詰める姿が私は半沢というドラマの主眼ではないかな、と考えています。

 

 

 


加えて、家族(ドラマ中では奥さん)の存在。

 

 

「まぁ、ダメならやめちゃえば?何とか生活できるように考えようよ。」

 

 

といえる奥さんがいる、家族がいるというのは本当に素晴らしい!

 


家族がこういうスタンスで構えられる家庭では自分自身が追いつめられることなく、どんなことがあっても乗り越えられます。

 

 

これこそが、外で働く男性、女性の支えとなるに違いありません。

 

 

この「何とかなる」と構えられる家族の懐の深さがドラマの中で描かれていたのも忘れてはいけませんね。

 

 

 

あまり、「倍返し」にばかりとらわれず、

 


「客観的に見て正しいのは何かを突き詰める心」

 

「受け止めてくれる家族の大切さ」

 


という点を再度確認してみると、半沢のドラマはもっと輝いて見えるに違いありません。

 


因みに私に関しては、仕事ではまだまだ力不足ですが、家族の存在のありがたさは日々痛感しています......。