本ブログのご訪問ありがとうございます。
朝日国際教育フォーラム「オープンエデュケーションと知の革命」で聞いてきたお話の続きです。
これまで同様、いくつかのブログに分けつつ今回参加したフォーラムで聞いてきた話と、それに関する本ページの管理人(以下、管理人)の意見を述べさせていただきたいと思います。
今回が最終回です。
5.ハーバード大学のピーター・ボル教授による講演
<概要>
話の多くが、なぜハーバードはMOOCを始めたのか、という視点での話が主でした。
特に印象に残ったのは、「教育の質の向上」、「学習の研究」、「世界各地とのつながり」という点。
学びたいものだけが学んでいるということもお話にありました。
そして、続ける為には有償にしなくてはいけない、とも。
MOOC発祥の地に近い方の概論という感じでした。
<管理人の感想>
概論が多かったこともあり、あまり印象に残っていません。
恐らく村山博士とは異なり、現場でやっているわけではないことが一因かもしれません(誤解かもしれませんが....)。
継続させるためには、有償でやらなくてはいけない、というのはアメリカの教授らしい観点でしたね。
6.カルフォルニア大学のラリー・クーパーマン教授による講演
<概要>
クーパーマン教授の強調していたのは、大学は誰でも行けるようになるという”マス化”の流れが続いているという点。
誰でも学べるのは悪いことではないが、教育の質が下がるという懸念もあると述べていました。
そこでクーパーマン教授が言っていたのは、MOOCを用いた教員スキルの底上げと維持。
特に途上国での教員レベルの底上げには極めて重要とのことでした。
そして、マス化の弊害として指摘されているのが大学教育を受けても経済的な不遇に見舞われている人の増加。
教育の本質が問われている、とのお話でした。
<管理人の感想>
MOOCを教員の底上げに応用する。
なるほど、と思いました。
データを受信できる(インターネット、衛星)があればだれでもどこでも学ぶことができますよね。
教員の質を上げることで教育全体の底上げを行うというのは私も盲点でした。
一方で教育を受けても失業してしまうという現実が発生しているという矛盾。
これはわかるような気がしますね。
ヘタに勉強して歳を取ってしまうよりも、
まっさらな状態でスポンジのように吸収する若い方の方がずっと柔軟性が高い。
雇う側も人権費が抑えられるので一石二鳥ですよね。
とはいえ、ここで忘れてはいけないのは差別化。
全体的な流れとしては、上述した通りですが、この流れに逆らうことができれば、
他と比べて自分を際立たせることができます。
普通の人よりスキル(専門、語学)を多く持っておく、経験(留学、インターン)を積んでおく、人脈を広げておく。
母数が多くなれば賃金や待遇の地盤沈下は避けられません。
地盤が沈下しようが、「自分は何者なのか」ということを常に考えながら精進しておけば世界はどんどん広がっていくのではないか、管理人はそう思います。
他の人が苦しんでいるのなら、それをどうしたら楽しみや強みにかえられるのか、そんな視点が必要な気がしますね。
自分で積極的に動けば色々な景色が見えますよ、本当に。
ここ最近実感です.....。
今日もまとまりが無くなってきたのでこの辺りにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。