研究のアピール方法

論文で発表した研究を、その道の専門家と議論するにはどうしたらいいのだろう、と考えています。



本ブログへのご訪問ありがとうございます。ユニバーサル技術者のShuichiro Yoshidaです。



今、2報目が最終出版の段階にあります。



レフリーの掲載推奨の連絡と、エディターから掲載許可の後、Wiley社の動きはすさまじく早いです.....。2、3日でオンライン上での最終確認をしてくれ、著作権移行の書類にサインをしてくれ、と立て続けに情報が飛んできました。


最終確認で、一部修正が必要な個所がありましたので、現在その修正をWiley社に依頼中です。この修正のステータスも2、3日ごとにメールで送られてきます。



管理人は海外でいうとアメリカの企業と仕事することがほぼ100%であったため、海外の人との仕事はこういうものか、と考えたものですが、Wiley社の仕事の速さは管理人にとって気持ちのいいドライブ感。



やはり、サクサク仕事を進めた方が楽しいですよね。



さて、これでFirst Authorとしての2報目の論文も世の中に出るのですが、管理人としての希望は、



「出した論文について、世界中の専門家と議論したい」



ということです。論文は出した後が勝負と、会社で私の動きを唯一理解している同僚もエールを送ってくれ、先日お会いした上出先生もおっしゃられていました。



残念ながら社内に同じ目線で議論できる人間は一人もいません。社外の知っている人にもいません。



このままではせっかく出した論文も本当の意味でその役割を果たせていない.....。どうしたらいいのかなぁ、と悩んできました。




今年の2月に掲載の決まった1報目は、予算があったのでOpen Accessにすることで、研究者の目に触れるようにしておきました。ただ、今度の2報目は「予算が無い」とのことでOpen Accessにできず....。



刻一刻と状況が悪化するなかで、色々調べていたところ、Wiley社の掲載許可がおりた執筆者向けのページで、


「執筆した論文を広めるために」


という項目がありました。



そこを見てみると、研究者向けのSNSがあることを発見。


Research Gate



Academia.edu



というものです。



Research GateはMicrosoft創立者のビル・ゲイツ氏も出資して始めたもののようです。



専門も多岐にわたるため、ここで自分の論文を公開すると、様々な議論をできるきっかけがえられますとのこと。



これは面白い!



そう思いました。


ここで、専門家との議論を続けることで、研究の発展や修正もできるかもしれませんし、興味のある研究者の研究に対して議論することも可能になると思います。



今現在、研究に対する環境は劣悪ですが、お金をかけなくとも世界の研究者と議論することはできます。このようにして専門性と論理性を磨くことはこれからの技術者にとって必要なことであるに違いありません。研究は、大学や研究機関の研究者だけのものではありません。企業の技術者もそこに入っていくことで、科学技術発展に貢献すべきです。




どのような議論が展開されるのか.....。今から楽しみです!



最後までお読みいただきありがとうございました。