最近読み始めてその文才に感心してしまった作家、「湊 かなえ」について書きたいと思います。
本ブログへのご訪問ありがとうございます。
ユニバーサル技術者のShuichiro Yoshidaです。
管理人は仕事柄、読むのはほとんどがノンフィクション系の本ばかり。自己啓発やビジネス書は大好きです。
が、ここ1、2週間でいうとフィクションを良く読んでいます。
最近感心したのが「湊 かなえ」。
すごいですね。この方の文才。
先週、この方のデビュー作「告白」を読みました。
何がすごいかというと、一つの事件を巡って登場する6人の人物について、
「それぞれの視点」から「主観的」に文章が書かれているのです。
フィクションをあまり読まない管理人ですが、これほど多くの異なる視点で文章の書かれた本は読んだことがありません。
しかも、それらの視点が絶妙な距離感で至近距離まで接近し、場合によっては交差しながら、それでも最後に想定外の結末が待っているという読んでいてまったく飽きない文章でした。
内容が内容だけに少し怖かったのですが楽しめました.....(恥)
これがフィクション出なかったとしたら大事件ですね。
この複数の人物の視点で色々なことが書けるということは、論理的思考力がかなり高いレベルで応用されていると管理人は考えます。
管理人は恥ずかしながら自分自身のことさえもわからないことが多い。むしろ、自分だからわからないのですが、違う人であってもその人の視点で物事を観察するという自分の身体を離脱するというのは非常に高度な技術だと考えます。
この「湊かなえ」という方はこれを作品中で惜しみなく披露されています。
うーむ。
ノンフィクションもとても勉強になっています。
もう一冊「湊かなえ」の本を読んでみます。
次はどのような話なのか楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。