ここ数年で最も悔しい一日となりました。
今朝、ふとある学会誌に目を通しました。
すると......。
管理人が数年かけてやってきた研究に近い内容が、
ライバル企業から発表されていた!
という驚愕の事実......。
悔し涙が出ました。本当に。
こうならないように、開発主担当の仕事に対する「お前がやれ」の圧力が増す中、その仕事を後輩に任せて育成したもののその後輩が別の所に引き抜かれても、会社のイベントの雑用が降りかかってきても、組織上層部の気まぐれで突然予算が完全に凍結されても、それでも地道に続けてきた研究。
これは、必ず世界初の発見になる
そう信じてきてやってきました。
それに近い内容が、ライバルメーカーから学会誌に発表されたという事実。
簡単には受け入れられませんでした。
研究の推進に障害となり続けた戦略も何もない組織上層部に強い怒りを感じると同時に、自分自身の実力の無さにもただただ失望しました。
世界で勝負するには、それにのみ注力する時間とお金が必要だ。
これは管理人の信念であり、理想でもあります。
「開発が優先だ」という強力な魔法の言葉に負けることなく、この理想に向かってできることを全力でやってきた挙句に、今回の結果。
学会誌に出ているということは2、3年以上前に既に完成していたのでしょう。
自分の先見の無さに......。
自己嫌悪に陥るのはここまでにしようと思います。
今回の敗北は管理人の勤める会社にとっても後に大きな痛手となるのはもちろん、管理人にとってもあまりにも厳しい現実でした。
今にも立ち止まってしまいそうな重い足取りで、最低限今執筆している論文を掲載させたいものです。ライバルメーカーは日本語で発表しただけでしょうから、英語で世界に向けて先に発信すればまだ勝ち目があるかもしれません。
やるしかないです.......。