今、26歳から31歳の中堅若手クラスの技術者のサポートのために勉強会を開き、その講師をしているのですが、先日そのうちの一人からある質問を受けました。
そういえば、今思ったのですがこの部品のこの積層構成はどのようにして決まったのですか?
ごくごく自然の質問だったのですが、その質問に答えようとするほど、実は奥深い内容であることに気が付いた本ブログの管理人。
結論はこうなるんだけど、なぜそうなるかについては後日調べなおしてもう一度説明するよ。
そうしてその日、家に帰ってから本を開いて勉強のやり直し。
当たり前と思っていたことほど、質問されたときに答えにくい。
でも、こういう時こそ自分を振り返るいいチャンスだ、と感じました。
せっせこ調べなおすと、
「こういう風に説明すると分かり易い」
というところまで話を整理することができました。
そして早速後日、自分で勉強しなおしたことを後輩にその若手技術者たちに伝えました。
なるほど、そういうことなのですね。
というところから始まって、また色々な発見がありました。若手に色々教えてもらっているのかもしれません。
最近思うことですが、
何も知らない人にわかりやすく伝えることこそが、自分の理解を深めることにつながり、うまく説明できないときに勉強しなおすことが自分の知識への定着に最も近道である
ということです。
ずっと研究開発の最前線でやってきたプレーヤーでしたが、サポートという役回りになって自分がさらに成長できているような気がします。
これからも若手の育成を通じて自らも成長していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。