皆さんは「実印」を持っていますでしょうか。
実印登録をするあの大きなハンコです。
普通は家を買う時くらいにしか使わないため、大体はどこかの引き出し奥にしまわれているのではないでしょうか。
そういう意味では、本ブログの管理人は実印をちょこちょこ使っています。
家をそんなに何軒も買っている???
そんなわけないですよね.....。
書いている自分が恥ずかしくなりました。家を何軒も買うっていう一行...。
失礼しました.....。
実は、
「契約書の締結」
に実印を使っているからです。
技術コンサルタントとして仕事をしていると、避けて通れないのが「契約」。
例えば締結するものとしては機密保持契約。NDAとも言います。
お客様に有益なアウトプットを出すには、日々自分が精進し、経験値をさらに積み上げる、という自己研鑽の姿勢は至極当然でこれができなければコンサルタントは絶対にできません。鮮度が落ちたコンサルタントほどみじめなものはありません。
一般的に誤解されていますが、コンサルタントは百戦錬磨のお年寄りがいいというイメージがあるようですが、すべてではありません。
百戦錬磨という経験値は当然として、その上で
刻々と変化する状況の変化に対して柔軟に対応し、いざという緊急事態には一人の戦士として現場で戦える。
そんな人材が今、中小企業を中心に求められています。このような生き方を目指すプロフェッショナルな方々が集まるのが本ブログの管理人も所属している「インディペンデントコントラクター(IC)協会」です。
さて、話はそれてしまいましたがNDAの必要性。
実はいいアウトプットを出すためには、お互い隠しごとをしていてはいけません。
ある程度腹を割って話さないとなかなかいいアウトプットというのは出てこないのです。
このような話合いを担保するのが機密保持です。
このような書類は「信書」に該当する書類ですので、認め印ではなく実印を使っています。
加えて当然ながらコンサルティング契約や顧問契約といった大型契約にも実印を使います。
この手の書類はNDAよりもはるかに緊張しますね。
中身についてもお客様と精査しなくてはいけませんし。
(NDAでもお客様と交渉がつきものですが、コンサルティング契約や顧問契約の交渉のボリュームとは比になりません)
もちろん法務的にわからないことについては、弁護士に相談して内容を修正することもあります。
文章を作るのに大きな労力がかかるのです。
もちろん動くお金も大きいので当然といえば当然です。
こうして作り上げた文章に実印を押す瞬間。
今まで何度かやりましたが、やはり緊張します。
プルプル震えるくらいです....。
それでもこのような場面で今だに活躍できている管理人の実印は、ある意味幸せ者なのかもしれません。
ハンコが欧米でいうサインにあたる日本。
改めて自分のハンコを見直してみると、色々思うところがあるのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。