プロの独立したコンサルタントとして歩み始めてから「慣れ」ということを考えることがあります。
人というのはつくづくすごいと思います。
ある程度許容範囲であれば、苦しいことも慣れます。
もちろん、どこかでそこから脱するための思考の転換は行いますが、まずは苦境に適用し、それに慣れることで、その苦境から脱するための対策を考え始めると思います。
本ブログの管理人が最近感じている表題の「慣れ」というのは、
嬉しいこと、楽しいことに対する慣れ
です。
サラリーマン時代と比較しストレスの激減した今、嫌なことはほとんどありません。
好きな仕事に没頭し、それを必要とされるとことでアウトプットとして結果を残し、適切な報酬を受け取る。
このサイクルを回せるプロの技術者、研究者となれたことは本当にうれしいことです。
ただし、始めたばかりの頃は、
自分のHPを経由して問い合わせが来た
セミナーを依頼された
本の執筆を依頼された
スポットのコンサルティングを依頼された
という一つ一つが心からありがたく、嬉しいこととして素直に喜べました。
ところが、ある程度上記の経験を積んでくると、
継続的に仕事を取得するためにはどうしたらいいのか
という感情の方が喜びよりも大きくなってしまいます。
これがなぜなのか考えてみました。
恐らく、
「嬉しい出来事に対する慣れ」
が主要因ではないかという結論に至りました。
何事も初めての時は嬉しいもの。刺激も大きい。
だけれども、その経験をさせていただくことで、
「これをどうしたら継続できるのか」
という方に思考が向いていくのです。
管理人のような生き方をしている方のほとんどは大なり小なり同じ感情の中で生きているのではないかと思っています。
この慣れの感情を「不安」という言葉で表現するのが最も適切かもしれません。
将来的な不安を解消するにはどうしたらいいのか、と考えているわけですから。
そして最近よく考えるのが、
「この不安を低減させるには何がいいのか」
ということです。
これもごく自然の悩みなのかもしれません。
現段階での答え。
それは、
「人と会うこと」
です。
これは非常に大きな効果があります。
もちろん誰でもいいわけでは無く、利害関係が無いけれども自分のこと、または自分の仕事をわかっている人である必要はあります。
つい昨日もあるセミナーの講師をしたのですが、丸一日の3部構成だったため講師は管理人含めて3名いました。
当然ながら聴講に来てくださる方々とのお話も非常に興味深く楽しいのですが、講師の方同士でもつながることができました。
これがとてもありがたいのです。
やはり不安を解消するには人と話して自分の頭を整理する。
これが鉄則なのでしょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。