つい先日、商標出願しました。
商標登録したことにより自分の事業が阻害されないこと、というのが最大の目的です。
もちろんこのような動きをしたのは海外からドメインをかぶせてこよう、という詐欺のアプローチに対応するための対策第一弾といったところです。
取り急ぎ自分の事業名が他で利用されるということを避けるため商標登録をやろう、と思ったものの
「何からやればいいのかよくわからない」
というのが現状でした。
社長仲間に聴いても
「弁理士に相談した方がいい」
といわれることが多く、その一方で何とかならないかな、と思っていました。
そこで調べ始めたのが商工会議所の情報。
市報などで送られてくる情報の中には不定期で
「特許知財相談」
ということがあることを見たことがありました。
そこを皮切りに色々調べてみると、県の産業支援センターに「知財相談部門」があるということが判明。
早速連絡して打ち合わせをさせていただきました。
情報を見つけたその日に電話して2時間後に打ち合わせ、といったあたりが切羽詰まった感満載ですね.....。
1時間であれば無料とのことですので予約の上、早速行きました。
片道電車で20分弱です。
打ち合わせに出てきてくれた方は知財畑が長い百戦錬磨の方で、とても親切に教えてくださいました。
結論ですが、
「この方との1時間の打ち合わせで商標出願書類が完成し、無事に出願することができました」
因みにある特許事務所を調べてみると、商標登録出願までの手続きで\60,000(特許印紙代金は別途必要)。
管理人はここを\0で通過したということです。
もちろん、特許印紙を購入しに集配機能のある郵便局まで自転車で往復40分ダッシュしましたが....。心地よい筋肉痛だけが私の払った部分です(健康という観点から見るとむしろ利益ですね)。
有償の民間アウトソースも大切ですが、公共のサポートを上手く活用するというのはそれ以上に大切なことかもしれません。
今後も何かあれば活用してみたいと思います。とても親切ですし、何より県民税などの税金を納めているわけですから使わせていただけるものは積極的に活用しないと損ですものね。
ちなみに今回の商標登録は仮に拒絶されたとしても意義があるものみたいです。
というのも、商標出願して拒絶されれば仮にその類似内容で別の出願がなされたとしても、
「過去に拒絶された(つまり、商標としての特殊性はない)」
という事例を示すことで類似出願を拒絶の方向にもっていけるからです。
この辺りは大切な事業戦略ですね。
審査の結論はまだ先ですが、いずれにしてもまた自分の事業に集中できる環境が一つ整備されたような気がします。
いやはや毎日が勉強です。
加えて色々な方の助けをいただけるということのありがたさも日々痛感です。
最後までお読みいただきありがとうございました。