今日もありましたが、働くとは何か、というテーマの記事が多いような気がします。
例:http://news.yahoo.co.jp/feature/517
起業準備に何十万もかかってお金を損したとか、
起業を夢見る前に会社をとことんつかえとか....。
やはりそれだけこの手の話に興味を惹かれる人が多い現実があるのですね。
管理人は現在上記の話をベースにすると完全に独立したプロの技術者です。
どこかの会社に属しているわけではありません。
こういう話を言うと
「独立っていいですよねー」
「経済的なリスクは考えなかったのですか?」
「私は成功しています。あなたはどうですか。」
というような話をよく振られますが、どれも個人的に全く興味ない話です。
独立が必ずしもいいわけはありません。
独立していない人がよく言う経済的な不安もありますが、何より日々のモチベーションを維持するという徹底した自己管理は並大抵の覚悟ではできるものではありません。
やるきないなぁ、と思いながらも会社に行って何となくやっていれば給与はとりあえずもらえるというのは、それでいいと思えるのならその方がいいに決まっています。
この手の話を覚悟をしていた管理人は独立するというのがこれほど自分との闘いが多いのかと閉口するくらいです。
では、サラリーマンに戻りたいかというと戻りたいと思ったことはただの一度もありません。
自己管理をするということは上述の通り覚悟していたことですし、何より今の仕事が好きだからです。
意味のない会議や不必要な出社に自分の人生という貴重な時間を使うくらいであれば、リスクを取って自分の時間を捻出し、自分自身の可能性の限界に挑戦しながら、クライアント企業に貢献し、それがきっかけとなって自分をさらに成長させるという覚悟を持って飛び出したので後ろを振り返る必要は皆無です。
また私も成功していますという人の話は基本的に無視です。
そもそも何を持って成功したのかという話になりますが、仮に報酬という観点でいうと本当にいくら稼いでいるのかは税務署の人しかわかりません。
さらに言えば報酬だけでなく、精神的な満足感も含めてどうなのかという所で成功といえるので、ここまで来ると数値化さえ困難でしょう。
その一方で管理人が誠意をもって答えたくなる質問があります。
それは、
「独立して成功する秘訣は何ですか」
というものです。
もちろん、管理人が本当に独立して成功しているのかは奥様しかわかりません。奥様は管理人の経理のすべてを担い、家族を養っていける収入になっているのかを現実目線で見てくれているからです。
管理人はあえてお金のすべてを奥様に任せているのは、管理人の成果を目の前の数字としてみてもらいたいというけじめでもあります。この覚悟が自分は現実から逃げないという何よりの意思表示です。
さて話を元に戻します。
実は秘訣は簡単です。
「どれだけ目の前の仕事に一生懸命本気で打ち込めるか」
です。
本当にこれだけですね。
今の仕事も基本的には変わりません。
もちろん契約交渉などで色々あるケースはありますが、一度契約が締結されれば目の前のことに必死でやるだけです。
この積み重ねこそが2年目で、すでに独立して個人的には自信を持って成功したといえるところまで来たすべてです。
○○マーケティング、○○術、○○分析といったそれっぽい小手先の技術はしょせん小手先です。
本気で仕事に取り組むということはそのくらい難しいことですし、誰でもできることではない。
だからこそ差別化につながっていくのです。
やる前からできない理由を並べる。
権限を使って人に圧力をかける。
他の人に仕事を振ってばかりいて自分は動かない。
上の人に媚びを売ることに人生をかける。
上記のことをすべて否定はしませんが、上記のことを一生懸命やる人はそこの組織という限られた環境では必要性がありますが、組織の肩書を外れて一歩社会に出れば何の価値もありません。
こんな簡単なことに気がつかない、でも何となく違うと思っている。
そんな人たちが働くことについて色々と悩むということをされているのではないかと思っています。
言い訳をせずに目の前の仕事にひたすら一生懸命取り組んできた。
この自分のぶれない姿勢こそが、今の管理人の現状を構築していると考えると非常に不思議な感じですね。あまりにもシンプルなので....。
過去の管理人のような悩みを抱えている方が別の視点で物事を考えるきっかけになってくれることを望みたいところです。
最後にどのくらい一生懸命やればいいですか、とたまに聞かれる質問に対しての答えです。
一言でいえば
「命を削っていると実感できるくらい」
でしょうか。
本気になれば長生きできないのかもしれませんね...。
プロの宿命かもしれません。