先日、非常勤をやっている大学での講義を踏まえ、学生からレポートを受け取りました。
2回分まとめてきたので300枚以上あります。
いつも余裕がなくとも一通り目を通すようにしています。
これは、
「学生のコメントはいろいろなヒントが隠されている」
からです。
若い方というのは言葉遣いが拙い一方、非常に鋭い指摘をしてくれる場合があります。
この若い方のコメントがとても参考になるときがあるのです。
もちろん講義を聴いて、それをきちんと理解したという旨を述べてくれることもうれしいです。
ですが、それ以上にうれしいのは
「管理人に対する質問」
「管理人と異なる考え方の言及」
の二つです。
前者はこちらの提案を求めるという積極姿勢があることからとても好感が持てます。講義で話せることは本当に一部。その行間にあるような部分をもう少し深堀してみよう、という考え方を感じた時、とても幸せな気分になります。
後者はどちらかというと管理人の考え方と異なる意見を言う、ということから、これはこれで一生懸命聴講しないと出てこない姿勢です。
良く誤解されますが、批判だけの意見はあまり興味ありません。
批判することは悪いこととは思いませんが、多くの批判意見には提案がついていないからです。これでは、思春期の反抗期と同じようなものです。
批判には必ず耳を傾けるようにしています。それは大切なことだからです。
しかし、批判を相手に活かす内容にするためにはその批判を上回る、つまり相手にメリットのある提案をしなくてはいけないからです。
そのような観点では提案のある批判が学生から出ることはほぼありません。
しかし、今回はなかなか興味深いコメントがありました。
こちらの学生については個人的に返答をしようと思っています。
なぜならば、管理人も考えさせられる内容だったからです。
ということで、今年も楽しく学生のレポートを読んでいます。
今週は比較的落ち着いていますので、このようなことに時間を使いたいですね。
皆様もよいお年をお迎えください。