最近よくある業務の一種に、集団で集まっての企画会議というものがあります。
要は、新しいものを生み出そうとみんなで知恵を絞る場所です。
なかなか楽しそうですし、技術者の考えていることを形にする、というのは
至上の喜びでもあります。
しかしながら、現実的な話としてそれほど楽しいものではありません。
新しいアイデア、楽しい話、などは基本的につぶされてしまう傾向があります。
今のところ、この根本的な原因として以下のものを考えています。
- 保守的: とりあえず、前例と違うことは怖い。
- 自分流固執的: 自分のやり方以外は認めない。
- 生真面目的: 何事も「くそ」まじめ。
恐らく、個人の能力というよりも性格の部分が強いのでしょうね。
色々な意味でお堅い方が何とも多い。
そして、驚くことに決してお年寄りの話をしているわけではないのです。
30代半ばがほとんどです。
この会議には技術者だけでなく、管理部門の方も多くいらっしゃいますが、
どちらもあまり変わりないです。
もう少し、「まぁ、いいか」とか「面白そうだね、とりあえずやってみようか」とか、
そいういう柔軟性や好奇心があってもいいのでは、と思うんですよね。
もし、環境が突然大きく変化したら、どのようにして対応するんですかね?
昨日までの正義が明日の悪になり、そのまた逆が起こり。
普通に会社に通って給与もらえていたのに、いきなり「もうこなくていいから」といわれたり。
予想もできないタイミングで病気になってしまったり。
こういうことはいつ起こるかわからないですよね.....。
その時に、「べき論」や「自分論」で生きていけるのでしょうか。
もう少し柔軟性を持って生きることが、長いようで短い人生を生きるのに有意義ではないのか、と思ってしまいます。
今の会社の中堅の考え方を見ていてとても不安になります。