今、会社で行った研究の一部を論文にして海外雑誌へ投稿しようとしていることは既に紹介しています。
ただ、私は大学、大学院時代ともに、海外雑誌へ論文投稿した経験はなく、どのように書いたらいいのか詳細はわかりません。因みに学会さえも出させてもらえませんでした...。すなわち大学で普通は学ぶであろう「大切な教育経験の一部」が欠け落ちている状態なのです。
もしかしたら、ここを埋めたいという危機感も、会社で学術論文を書きたいと思った原動力なのかもしれません。
技術報告書は四苦八苦しながら自分流を構築しました。
これはこれで、基礎としては問題ないと考えています。
なんだかんだ言って社内で完結する話ですから。
ただし、海外雑誌への学術論文投稿となると、やはりある程度のルールを知らなくてはいけません。
社内に相談できる人も居ません。
基礎技術部門の人も社内にはもちろんいますが、今となっては彼らも開発部隊の一員となりつつあり、学術論文を書こう、という人は皆無です。
そんな中、この領域で私のアドバイザーになってくれた人が居ます。
大学の同期で、今は大学の助教をやっている人です。
母校で博士を取得した後、別の大学で後輩の指導にあたる一方、
もちろん研究者としても前線で活躍している人です。
初めは無理なお願いかなぁ、と少し遠慮しつつ電話をして
「学術論文投稿について、相談のってほしいんだけど」
というと、
「よくやるなぁ、お前も。相談に乗ることについては、俺でよければいいよ。」
と一言。
やっぱり、持つべきものは友人ですね。
ボランティアで色々なコメントを1時間以上にわたって話してくれました。
私は独り立ちをしたいと模索を続けています。
それこそが、私が私らしく生きる道だと思うからです。
一方でそれを模索すればするほど、色々な人の協力が不可欠である、
ということを痛感します。
まずは今いる環境の中で、
前例の無い道を作ってやろうと思います!