昨日は、ここでも紹介したお世話になった不動産社長との会食でした。
お誘いいただいたのも光栄ですが、本当に色々なことをお話しました。
18時過ぎから食事を始めて、20時には解散。
「2次会があるから!」
とさわやかにタクシーで走り去るところが私は好きですね。
ダラダラ飲まないんですね。
私への記憶定着の目的も含め、特に印象に残った言葉を個々にまとめておきます。
1.信頼と人脈は大切にせよ
おっしゃる通りですね。
ただ、この中には続きがあって、信頼というのは一度の出来事で完全に崩れることはあるが、人脈はそんな簡単に崩れない、とのことでした。
2.天狗になれ
これは意外なお話でした。
謙遜も大切だけれども、本当に一皮むけるには天狗になる必要があると。天狗になれば自分に自信が生まれる。ただし、必ず鼻をへし折られる時が来る。その時に一度謙虚になって見直して、自身が復活したらもう一度天狗になる。
これを数回繰り返すことで本当の自信が生まれますよ、とのことでした。
3.勝つことで成長する
どんだけきれいごとを言っても成果を出さなくては自らは成長できない。
言葉でいうのではなく、形を残す。
組織にいるのであれば、その組織で求められる成果、社長であれば利益を生み出す。
これらをできないと、本当の意味で成長できない。
そう繰り返しおっしゃっていました。
同感できる内容ですね。
4.親のありがたみを実感する
いつまでもあると思うな親と金。
本当にそう思います。
恐らく、身近なもののありがたみがわからずに、その外の世界で「心から」感謝することはできないよ、ということが言いたかったのではないかと思います。
5.女性は大切にせよ
優秀な女性の力を理解し、引き出せないようでは駄目だ。
うちの会社は女性で成長してきた。
ここでいう女性とは奥さんであり、従業員の女の人を指していると言っていました。
仕事上で私は女性と仕事することはほとんどありませんが、数少ない経験でも切れる女性はかなりの力となってくれることは同意できます。私の奥様もこの点については言うことなしです(手前味噌ですいません).....。
6.組織は成果を出すエースだけでは成り立たない
組織の中には成果を出す人材は当然必要。しかし、成果を出す人間は「陶器のようなもの」。この手の人だけでは、お互いがぶつかりあうと割れてしまう。成果を出さなくても潤滑油のような人。このような人だけでは会社は成り立たないが、「陶器」の間に「ゴムまり」のような形で入り込むことで、割れることを防ぐ。
これら両方の人がいて初めて強い組織となる。
7.正義を忘れるな
同じ売り上げがあっても、節税(最悪の場合は脱税)によって納税額に違いがあることはよくある。今までは利益が重視されてきたが、売り上げに相当する納税を行う正直さ、すなわち正義の方が銀行などから評価される時代となっている。
ごまかしてはいけない。
利益も大切、でも正直に納税をやっている会社が最後は勝つ世の中になっているとのことでした。これは、会社だけでなくどんなところにも当てはまりますね。
8.辞める理由を考えるより辞めない理由を考えよ
辞める理由を考え出すとすべて自分以外に問題があって自分には問題が無い、という思考回路に陥る。今いる環境で何ができるかを考えその中でベストを尽くす。
そのようにして数年は同じところで成果を出すようにしないと次のステップになかなか行けない。
ほんの一部を紹介しました。
ここ数年で、私のような平社員でも、色々な社長さん(サラリーマン社長ではなく、創業者)と知り合うことができました。すべての方に共通しているもの。
それはやっぱり、人間的魅力です。
本当に素敵な食事会でした。