会社というのは営利組織です。
そのため、基本は利益になる営業や製造、サービス活動を行い、また利益になる可能性のあることを先行で考える、そしてそれらの活動をサポートする間接業務があります。
どれも重要です。利益を上げなくては組織は成り立たないわけですから。
しかし、時に明らかに無意味な業務を「強制」するケースがあります。
私は、今回全く実りのない、無意味な業務に6か月以上拘束されました。
中堅社員に格上げされる際、研修をやるのは良くある話ですが、
今回の業務は実行委員と言われる社員がイベントを企画し、
そのイベントに同格の社員が参加するというものです。
私は実行委員側でした。
もちろん強制です。
業務の内容だけを聞くと悪くないように聞こえるかもしれませんが、
私が最も問題と考えるのは、それを「強制」していることです。
イベントを企画する、ということが何のスキルになるのでしょうか?
イベント会社だったらわかりますが、
素人に不慣れなことをやらせることはストレス以外何物でもありません。
会社(正確には誰がやるべきと考えているのかさえ分かりませんが)は仲間意識や、自分たちで仕事を創るということを経験させたいらしいのですが、
考え方が本当に古い。
自分で仕事を創る。
そんなものは今の段階(中堅の歳)でできていなければ、
逆に大問題です。
仲間意識。
ここに対して私はいつも会社の考えが理解できません。
言いたいことを言い合い、それによって絆が、
と言っているようですが、そういうものは自分が必要だと心から信じている仕事でないと絆など生まれないのではないでしょうか。
しかも喧嘩をしあって絆を高める、
というのも一つのケースであってすべてではありません。
私の価値観としては喧嘩をするようなストレスを抱えながら築いたような絆は、
逆にもろいのではないだろうか、と考えています。
言い合いが無くてもお互いの価値観を尊重できる、
それこそが絆ではないでしょうか。
この絆こそ本物の仲間意識です。
私のような独立心を持っている人間は、
組織の言いなりのサラリーマンと仲間意識を芽生えさせることなどできるわけがありません。
私はこのくだらない業務を辞めさせるべく画策中です。
この業務が決まって以来、
手帳に毎日この業務に拘束された時間を書き記し続けていたのです。
この拘束時間がどのような状態だったのか。
これによって何を失ったのか、得たものがあったのか。
上層部が考えている状態と実情の乖離は何なのか。
この辺りをまとめて情報を様々な人と共有したいと考えています。
動機は一つしかありません。
本当の意味で自立し、自らのキャリア構成を考えている人たちに、
同じ思いをしてほしくないからです。
今回の私がやるべき唯一のことは、
この無意味な強制業務をやめることだと考えています。
ここからが本番ですね。