まずは調べる?とりあえずやってみる?

本ブログへのご訪問ありがとうございます。

 

 

 

技術やエンジニアの仕事に限りませんが、

これまでやったことのない仕事を始める場合、

大きく分けて2つのアプローチに分かれます。

 

 

1.理論をある程度理解してから進める

 

 

2.とりあえず手足を動かしてやってみる

 

 

どちらが正解なのでしょうか。

 

 

人によっては、

 

 

「何も調べずにやるなんて、浅はかだ」

 

ということで、上の1を進める方もいれば、

 

 

「いろいろ考えてもわからないものはわからない。まずはやってみるのが大切だ。」

 

ということで上の2を押す方もいます。

 

 

 

管理人個人的にはどちらも正解でどちらも不正解かな、と考えています。

 

というのは、このアプローチは人によるからです。

 

 

調べないと不安で仕方がない人は調べてからやればいい。

 

頭を使って考えるより手足を動かす方が好きという人はそうすればいい。

 

 

ただし、どちらの方もタイプは違えど陥りやすい状況があります。

 

 

理論が無いと不安なタイプ1の方。

 

- 調べれば調べるほど細かくなり、一向に前に進まない。

 

- しかも、調べる領域が幹ではなく枝葉までになってしまい、

何のために調べているのかもわからなくなる。

 

- 調べたという自己満足で完結。アウトプットが何もない。

 

居ませんか、こういう方。

 

 

そして、まずは頭より手足を動かしたいというタイプ2の方。

 

- 色々やってみたけど、結局得られたデータの解釈がわからない。

 

- そもそも、何のためにこの試験や実験、解析を行ってきたのか、

目的を見失ってしまった。

 

- 得られたデータは報告書などの記録も残さず、やっただけという満足感で終了。下手をすると数年後、同じ実験や解析を別の人がやるという最悪の状況に。

 

こういう方も居ますよね。

 

 

どちらが良い悪いは無いのですが、管理人から見るとどちらも

 

「バランス感覚が無い」

 

というのが率直な感想。

 

 

どちらも大切なのです。理論も手足を動かした実験も。

 

 

では管理人の場合はどうでしょう。

 

順を追って説明します。

 

 

1.基礎理論の確認

 

当然、最初は調べます。

 

具体的には社内、社外で過去にやられた文献などを読み返します。

(社内は報告書を書く人が非常に少ないので記録が残っていませんね....)

 

理論概要を自分の中で構築します。

 

細かくはありません。原理原則の理論の基礎を自分に叩き込むだけです。

 

 

2.社内外の専門家に話を聴いてもらう

 

自分なりに考えたことを、社内外(社外がお勧め)の専門家に話すことで、

理論に大きな間違えは無いか、大きな穴は無いかを確認。

 

 

3.実験計画を作成、実験開始

その後、実験計画を作成し、実験開始。

 

実験を進めながらわかったことはメモしておく。

 

 

4.技術報告書の作成と回覧

終わったら「報告書」を作成し、その中で理論の整理も行う。

 

考察を行いながら次に必要なことを考える。

 

回覧し、回覧者からのフィードバックも自分の参考にする。

 

 

5.将来性方針を考える

今後どうするか、方針を考えます。

 

 

こんな感じですかね。

 

これ、かなりオーソドックスですよね。進め方。

 

でも、実際にサラリーマンやりながらこのステップ踏むのはかなりの負荷になります。

 

しかも、年齢を重ねるごとに雑用が増え、頭の働きも衰える。

 

それでも、管理人はこのプロセスは絶対にはずしません。

 

 

なぜか。

 

 

手順は多くなりますが、このやり方が、

 

「自分の行った作業、調べた理論を自分のものにする最短の道である」

 

と痛感しているからです。

 

 

 

本ブログをご覧の方も、面倒と思わずに一つ一つ積み重ねていきませんか。

 

 

このような地道な作業こそが自分の付加価値を大きくしてくれるのです。

 

 

当然です。

 

 

他の皆さんも面倒だからやらないわけですから....。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。