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ユニバーサル技術者のShuichiro Yoshidaです。
日系ビジネスでオンラインで、蟹瀬誠一氏と人材教育会社社長の森田英一氏の対談が載っていました。
記事はこちらです。
その中で特に印象に残った言葉。
「若者がその職場を辞めるのは、可能性を狭められると感じたとき」
技術者に関わらず、多くの会社員に共通する感情ではないかと思います。
実は管理人、最初に就職した会社は13ヶ月でやめています。
退職しようと決意したのは、就職して10ヵ月後。
職場に配属されてわずか5ヵ月後のことでした。
転職活動をしようと、管理人が決心した時の感情、それは、
「このままここに居ても、自分は成長できない。もっと上の技術を目指したい。」
でした。
上記対談で森田氏が言っていた、可能性を狭められる、と同じ感情だったのかもしれません。
なぜ、入社して一年もたたずに退職したのか。
「最近の若者は、根性が足りないからだ」
という意見もあるでしょう。それを頭から否定するつもりはありません。
一方で管理人、今の会社にはもう9年以上勤めています。
今の職場と前の職場での圧倒的な差、それは
仕事を通して自分の成長が実感できるから
というところです。
化学系の大学院を卒業し、はじめに入社した化学系の会社では、非常に期待をされていました。
実際仕事を任せてもらって、やりがいもありました。
それでも、数ヶ月たった時から、
この仕事、誰でもできるのでは?
という思いが強くなったのです。
一方、今の会社は機械系の会社。
試験管を振っていた管理人にとって未知の世界。
わからなくても仕方のない事を、わからないだけで叱責され続け、それをみた若手を含めた周辺の人間にばかにされました。
このときの感情は今でも忘れません。
「絶対に見返してやる。」
それだけでした。
知らない世界で実績を積み上げるのは本当に大変でした。
新規事業だったので上司もわかる人がおらず、すべて自分の後ろに道ができいていく状況だったのです。
同時に、毎日のように感じていたことがありました。
「自分は未知の仕事によって成長している」
と。
やはり、若者が定着するかどうかはここの差なのではないでしょうか。
35歳を過ぎたら、若手にどんどん権限委譲を行い、自分は向上心をもって、より高いフェーズで仕事ができるよう精進する。
そんな人材の新陳代謝が進む会社であれば、若手も未知の仕事、難しい意仕事に挑戦できるのではないでしょうか。
今日は人材育成の一般論に終始してしまいました。失礼しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。