本ブログへのご訪問ありがとうございます。
ユニバーサル技術者のshuichiro yoshidaです。
苦戦を強いられる日本の製造業。
その中で以下のような話を耳にしませんか?
「あなたの技術はいくらの利益を生み出すのか?」
これは企業存続においてとても重要なことです。
ただし、一つだけ問題があります。
お客様を知っている営業、技術をわかっている技術職、そして会社の財務状況をわかっている会計、会社の進むべき方向性を決定できる経営陣。
ここまですべてではなくても、これらの人たちがひざを突き合わせて考える場がない状態で、上記の質問に答えるのは難しいのではないでしょうか。
特に重要なのはお客様を知っている営業と技術をわかっている技術職、そして会社の方向性を決めることのできる経営陣です。
組織が大きくなればなるほど分業化が進み、上の3種の職種の距離が開いていきます。
管理人のような技術者が顧客目線を持つべきというのは、本ブログでも述べているように重要と考えますが、最初に述べたような企業存続に関わる質問を現場の技術職に丸投げして答えを得よう、というのはあまりにも無責任ではないでしょうか。
百歩譲っても市場を理解している営業が話に加わらないと、技術と利益の関係に対する答えなど出てきません。
やはり、組織が大きいというのは、色々な弊害が多いようです。
最近技術者に対して要求されることについて、「矛盾」と「無理」が多いと感じる今日この頃です。