先人の一言

ユニバーサル技術者のShuichiro Yoshidaです。





つい先日、とある中小企業の役員クラスの方々と話す機会がありました。






相手は全員70歳以上。その会社の顧問にいたっては80を超えてらっしゃいました。





管理人の親よりも上の年齢です。






雑談の中で、管理人について役員の方々は、




「その年齢の割には、とても経験を積んでらっしゃいますね。」




と言って下さいました。






中小企業の生き残り戦略の最前線に立ってきた方々の心地よいお言葉でした。



力みの無いお世辞といったところです(いい意味でのお世辞です)。







その後も役員の方々は管理人の考えが気になるらしく、色々な鋭い質問をしてきました。





そしてその質問に対して答えていく管理人。




もちろん、明確な答えが出せないものもありましたが、普段から管理人自身も疑問に思い、自分なりの考え方をもってきた部分の話が多かったので、お話していてとても楽しかったです。






一通り話し終わって、



「いやぁ、吉田さん。あなたと話すのはなかなか面白いですよ。我々があなたのときの年齢を考えると、立派じゃないですか。」



といわれて、



「いえ、とんでもないです。恐縮です。」



と答えようとする管理人。








その瞬間、黙って聞いていた80過ぎの顧問が一言。







「恵まれているんだよ。今の人は。」







続けて、その顧問は、






「俺らの時代は生きるか死ぬかだ。先のことを考える余裕なんてとてもではないが、無かった。」







とおっしゃいました。









このとき、管理人ははっと気がつきました。






今の自分の周りの状況を振り返ると....。



- 自分の身体は健康である。


- 自分の家族は健康である。


- 自分の勤めている会社の経営は今は安定している。


- 日本という国はなんだかんだいっても平和を保ってくれている。


- 自分に対して、親は十分な教育を受けるチャンスをくれた。





そうなのです。


自分の努力は絶対必要条件であることは言うまでもありませんが、今の自分になるためには、それ以上に周りの環境にとても恵まれているということに気がついたのです。







わかっているつもりでしたが、またもや感謝の気持ちを忘れていたと猛省です。







久々に叱咤激励を頂き、感謝の念を新たにすることができました。





仕事としての付き合いという以上に、忘れがちな感謝の念を思い出させてくれる諸先輩方に出会えたことにまた感謝です。






自分の未熟さに気がつくことができた一日でした。






最後までお読みいただきありがとうございました。