査読完了!

人生初の海外誌のレフェリーのお役目である「査読」。

 

無事に終わりました。

 

 

本ブログの管理人も論文を書き査読を経て掲載されたことがありますが、査読というのは想像したよりも時間がかかりました。結局丸一日はかかったと思います。

 

 

週末の午後と会社から帰っての夕方の時間を使い、トータルで12時間以上はかかりました。

 

 

感想ですか?

 

 

 

非常にいい勉強になりました。

 

 

 

間違えを指摘するのはそれほど難しくありませんが、

 

 

 

どうしたらこの論文の質がもっと上がるのか?

 

 

 

ということに関し、具体的な提案含めてコメントを作成するのが難しかったです。

 

 

悪くないんだけど、決め手に欠ける、というものをどうすればよくなるのか具体的に考えるということは、管理人が現在の職場で部下の報告書を添削していた時と同じ気分でした。

 

 

Authorに対しては提案と間違い修正含めて10個近いコメントを送りました。

 

 

Editorへのメッセージについてはここでは伏せておきます。管理人の提案はAccept、つまり掲載許可なのか、Rejectつまり掲載拒否なのかはご想像にお任せします。

 

 

 

 

今回のレフェリー経験を通じて感じたこと。

 

 

それは、

 

 

学術業界は、専門家たちの無償の協力によってなりたっているのだ

 

 

 

という事実です。

 

 

レフェリーは上述したようにそれなりの時間と労力がかかる割に、一切報酬はありません。それでも、レフェリーを依頼してくれた雑誌に対してきちんとした専門的かつ客観的視点から改善提案と掲載可否の提案をするという使命に燃えて、その分野の学術進歩に貢献する、

という気持ちが無ければなかなかしんどい仕事でもありました。

 

逆にいうと、管理人の論文を見てくださったレフェリーの方々、エディターの方々には感謝ですね。

 

 


今後もレフェリーを務められるよう、学術業界に通用するよう専門分野を鍛えつつ、民間企業で得られる開発業務経験を併せ持つという、企業・大学、どちらの組織でも通用する人間になれるよう精進していきたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。