定年は40歳?

日経新聞を読んでいたら、小さな欄に興味深い記事がありました。

 

あまりにも管理人と似たような考え方をした方がいたので紹介したいと思います。

 

 

結論は表題の通り40歳が定年ではないか、という考えです。

 

興味ある方は是非こちらをご覧いただければと思います。

 

40代は「会社に頼らない生き方」を目指そう! 柳川範之(東京大学大学院経済学研究科教授)

 

 

切り口は違いますが、

管理人の考えと極めて類似した考え方です。

 

大切なのは40歳で会社を辞めた方がいい、ということを言っているのではないということ。

 

40歳までに会社を勤め上げるという以外の道を選択できるよう鍛錬をしておくべきだ、というのが大事なポイントですね。

 

 

管理人は38歳で諸事情で起業しましたが、外の社会は極めてフェア(誰々に好かれなくてはいけないといった組織論とは無縁で、成果がすべて)である一方、

そもそも論として集客するというスキルは雇われることを基本とした考え方では何もできないと思います。

 

これは自らが命を懸けて事業を始めた人間にしかわからない感覚です。

 

 

はっきり言うと今でも管理人は前職をはじめとした職場やその方々に悪い印象は一切ありません。きっかけがあればいつでも一緒にやりたいな、と思っているくらいです。

 

 

最初に就職した企業に至っては、管理人の採用にかかわってくれた方と年に1回はお会いしており、良好な関係を継続しています。

 

自分の原点が確認できて好きなんです。

昔ながらの知り合いの方で、管理人を純粋な目で見てくれている方々が。

 

 

つまり何が言いたいかというと、管理人ではなく、表題の話は今会社勤めをしている方々に必要な考え方ではないかということです。

 

 

最近も数人の友人の話を聞いていますが、

 

 

「毎月のように会社を辞めないかとメールが総務からくる」

 

 

「やるべき仕事を取り上げられ、終日インターネットをやるしかない日々になってしまった」

 

ということがリアルであることに直面しています。

 

 

現状は右肩上がりですが、管理人の事業が未来永劫成長するかは正直わかりません。

 

しかし、何より大切なのは管理人は自分でお金を取るというスキルを実践し、実績を上げてきたという事実です。

 

 

自分で生きていくすべをみにつけているのです。

 

仮に何か起こるということを感じる前に、またはピンチになる前に打つべき手を考え、常に先行して勝ち抜くという闘いを今この瞬間に行っているのです。実戦経験は期間は短いといっても密度の観点から言えば経営者としてはそれなりである自負もあります。

 

 

振り返って上記の話いかがでしょうか。

 

言われた方々のスキルが不足しているからという単純な話なのでしょうか。

 

 

どちらかというと社員としては優秀で、社歴20年を超えているような方々に対して情のない上記の話が突き付けられているのが現実なのです。

 

 

問題の根本は人件費が高すぎるというだけでしょう。

 

 

上記の話はどちらも大手企業ですので、会社の体力という話ではないです。

 

 

純粋に世界の流れが速くなってきているため、人件費の高い人を一人雇うよりも若い人を2人雇って柔軟性とスピード感を上げたいという話なのではないでしょうか。

 

管理人も経営者なので、経営陣にいれば同じ判断をすると思います。

 

 

 

今でも前職の上司からかけられた

 

「組織はいざとなれば冷たい」

 

という話はその通りだなと思います。

 

 

自らが組織のトップに立つと情に流される場合ではないことがよくわかります。

 

それが生き残りに必要な選択と判断すれば、人員削減は「当たり前」です。

 

 

 

そういう意味でも組織に犬のようにしがみつくだけでなく、生き抜く力も必要な事態なのではないでしょうか。

 

 

上記の話は来月、非常勤講師として大学生にも話をする予定です。

 

 

 

管理人が結果的に選んだ今の道。

 

 

もしかすると、時代を少しだけ先駆けた選択だったのかもしれません。