お金の育て方

ここ最近「お金の育て方」と銘打った資産運用に関するお話をよく耳にするようになりました。

 

老後の資金問題というのもその一因でしょうか。

 

最近読んだ日経新聞によると、2022年度より学習指導要領が改訂され、高校では公共という授業がはじまり、金融教育が入るとのこと。

 

なるほど、実際に教える先生方のスキルは別として、必要な教育だと思います。

 

 

最近は異常な金余りのため、株価は上昇。しかし金利は低い状態という不自然な環境にあるため、よりリスクを持ってでもお金を増やしに行こうという人が増えつつあるのかもしれません。

 

とはいえ、銀行などに「良い資産運用のプランがありますよ!」という連絡をいただくごとに、

 

「言うほど資産運用をしようという人は多くないのだろう+銀行なども手数料を稼ぎたいのだろう」

 

ということが透けて見えてしまうのが今のところの管理人の見立てです。

 

 

さて、管理人。

 

資産運用的なことでいうと、将来ある子供たちのための学資保険と管理人自身のリスクに対する保険、そして一部積み立てくらいでしょうか。独身の頃に購入した株式はありますが、こちらはこの金余りの異常な株価をあざ笑うかのように、購入時の半額です(笑)。

 

それだけです。

 

 

何故か?

 

 

「管理人は自営業なので、資産運用するような余剰金は無い!」

 

 

というシンプルな理由です。

 

 

 

まぁ、致し方ないですね。それは重々承知で始めたことですし、これに対してすくんでいるようでは独立などとてもできません。ただ、勇気や勢いだけでは自営業はできません。当たり前ですが、リスクを低減するための常日頃の準備と戦略の検討、並びに試行錯誤を前提とした行動は不可欠です。

 

 

サラリーマンであれば、なんだかんだ言って普通はいきなり給与がゼロになることはないから安心だろう、と思われていましたがこれも少しずつ本当?という状況になってきています。給与はゼロにならなくとも、給与が減ることは普通に起こり始めているからです。超が付く大きな企業でも希望退職者募集がかなり増えています。

 

業種によっては仕事自体が無くなる人もいます。

 

 

この変化の激しい+想定外の事が当たり前のように起こる昨今では、雇われ人の雇用を守るのは経営の責務だ、と言われても経営者はなかなかつらいものがありますね.....。特に株式公開していると、株主の言い分もありますし....。

 

 

そういう意味ではリスクを低減するために資産運用をするというのは余剰金があるという前提なので、どちらかというと有事に自分で独り立ちできるように常に準備し、そのためにも今目の前の仕事に注力して実践経験を積み上げるという基本的社会人姿勢こそが本当の将来リスク回避なのかな、と思ってしまいます。

 

 

お金を育てるのも重要ですが、そのお金を継続的に生み出せるよう、常日頃から準備をしておくことが何より大切ですね。